愛犬の「歩き方」「足の長さ」のチェック方法 ”いつもの状態”を把握することの重要性とは

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犬の体に異常があると、筋肉や関節の動きに異変が見られることがあります。病気を見逃さないためにも、愛犬の体の動きを見てあげることが大切です。今回は犬の体の動きの見方について、獣医師の南直秀先生に教えていただきました。
愛犬の健康のため、体の動きを知ろう!
愛犬のちょっとした体の変化も見逃さないためには、平常時の状態を把握しておくことが大切です。体温、体重、皮膚の色、毛並み、排泄物などの状態はもちろんですが、「体の動き」にも注目してみてください。
体に異常があると、筋肉や関節の動かし方に影響が出ることがあります。たとえば前庭疾患があると体が傾きがちになったり、甲状腺に異常があると表情が悲しげになったりすることも。動きの細かな変化は見逃しやすいので、普段から写真や動画を撮っておくとよいでしょう。頭の位置の見方
頭の位置をチェックすることで、関節痛や脳の病気がわかります。
引っ張りグセがある犬の場合、首の関節を痛めるなどで、頭の位置に異変があらわれることがあります。おやつで誘導しながら首を上下左右に動かし、向きにくい方向がないかを確認しましょう。チェックする頻度は月に1回が目安です。