犬の「おしり歩き」は違和感のサイン?注意が必要な理由とは|獣医師解説
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飼い主さんは、愛犬が地面(床)におしりをこすりつけながら歩く様子を見たことがありますか? 「おしり歩き」とも呼ばれるこの行動は、実は違和感のサインでもあるようです。
犬がおしり歩きをする理由について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。犬が地面(床)におしりをこすりつけながら歩く理由は?
gettyimages犬がおしり歩きをする場合、下記のような理由が考えられるでしょう。
・おしりがかゆいから
・おしりにウンチなどが付着していて取り除きたいから
・肛門腺が溜まったり炎症を起こしたりしているからおしりをこすりつける動作が続いたり、しきりになめて気にしたりする動作がある場合は、「皮膚炎などでかゆみがある」「肛門腺のトラブルがある」などの可能性が考えられます。おしり周辺の皮膚に赤みがある場合も、「痒みがある」といった原因があるかもしれません。
また、肛門腺液が溜まっていて違和感がある場合にも、おしり歩きをするケースがあります。肛門腺液が溜まりすぎると感染を起こしたり、肛門腺が破裂してしまうリスクがあるので注意が必要です。