犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは? 原因や症状を解説
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犬のクッシング症候群という病気を聞いたことはありますか? 犬のクッシング症候群は、残念ながら予防をすることができない病気といわれています。
では、この病気はなぜ起こり、どのような検査や治療が行われるのでしょうか?
「犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の原因と症状、治療法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)はどんな病気?
いぬのきもち投稿写真ギャラリー犬のクッシング症候群は腎臓の近くにある副腎という臓器から分泌される「コルチゾール」というホルモンが、何らかの理由で過剰に分泌されることで引き起こされる病気で、副腎皮質機能亢進症とも呼ばれています。
犬の副腎の役割とは?
犬の副腎は、
- コルチゾールを分泌して血糖値や血圧を調節する
- アルドステロンを分泌して塩分や電解質を調節する
- アドレナリンやノルアドレナリンを分泌して血圧や脈拍などを調節する
などの役割がある内分泌器官で、副腎が正常に働かないと体にさまざまな悪影響を及ぼします。