10才前後の犬に見られる体の変化と食事のポイント 老化に伴う変化とは?
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愛犬にはいつまでも食べる楽しみを味わってほしいもの。しかし、10才前後になると加齢よる体の変化の影響で、食事にも変化が見られるようになることが。
今回は、加齢による犬の体と食事の変化について、獣医師の佐々木彩子先生に教えていただきました。1. 舌や嚥下(えんげ)の筋肉の衰え
いぬのきもち投稿写真ギャラリー加齢により、ゴハンをすくい上げて喉に運ぶ舌の筋肉や、物を飲み込むための筋肉は弱まっていきます。すると、ゴハンをうまく口に運べない、食べこぼしが増える、食べ物を飲み込みにくそうにする、食が細くなる・食べなくなるといった変化があらわれます。
2. 認知機能の低下
いぬのきもち投稿写真ギャラリー老化とともに、脳の認知機能は衰えていきます。食べても食べてもゴハンの催促をするほか、視覚や嗅覚など五感の衰えもあいまって、ゴハンに対する認識自体がなくなってしまうコも。食への執着が強くなったり、反対に、食べなくなったりしたら要注意です。