いぬのきもち

いざというときに命を守る! 「おうちシェルター」の工夫と過ごし方

  • 災害発生時に、避難所ではなく自宅で避難生活を送るのが在宅避難です。いつ起きるかわからない災害に備えて、在宅避難のための「おうちシェルター」づくりのポイントと、おうちシェルターでの過ごし方を、ペット防災危機管理士の鈴木清隆さんに聞きました。


    おうちシェルターとは


    自宅を避難所・防災倉庫にすること。各部屋に必要なものを備えたり、安全対策を施したりすることで、災害時に在宅避難可能を目指します。


    「おうちシェルター」づくりのポイント


    ●枕元に飼い主さん用の運動靴と、愛犬用のキャリーバッグを置く
    災害が就寝時に起きることを想定して、枕元に底のしっかりした運動靴を準備。移動の際にこれを履いて割れたガラスなどから足を守りつつ、愛犬を確保してキャリーへ。大型犬ならリードをつけて愛犬があちこち行かないようにしても。


    イラスト/井上明香

    ●屋外への避難経路やそのわきに家具・家電を置かない
    避難時の経路はできるだけ2つ以上想定を。経路の周辺には倒れたり割れたり横滑りしたりするおそれのある家具類は置かないで。避難の妨げになります。

    ●サークルは壁に固定。落下物を防げるよう屋根もつける
    強い地震に見舞われると、サークルも倒れたり大きく横に滑ったりするおそれが。転倒や横滑りを防ぐために、フックなどで壁に固定するといいでしょう。また落下物を防ぐために、必ず屋根をつけるようにして。

    ●窓に飛散防止フィルムを貼る
    台風による強風で窓に飛来物がぶつかると、窓が割れてガラスが飛び散る危険が。飛散防止フィルムを貼ればこの飛び散りを最小限に防げます。窓だけでなく、棚のガラス扉などにも貼ると、地震で棚が倒れたときに役立ちます。

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